いくら治療法が開発され進歩しても、新薬そして治療器具が発明されようとも基本的に用いるべき治療用機器はマイクロスコープであることはだれにも否定できない。
どんなに先進的治療法でも先進機器を使おうとも、マイクロスコープで明視野で拡大し、『見ながらの治療』でなければならないからである。
100年以上前に発明された『ラバーダム防湿法』にとって代わる代替法がないように、これからはマイクロスコープを用いた基本的な手技はしばらく続くと思われる。
現代歯科医学においてマイクロスコープなしでの歯科治療は早期に歯を失い抜くことになり、早期に入れ歯やインプラント治療へ導いてしまうことは明らかになりました。
すでに、時代はマイクロスコープがないから歯をたくさん削り、肉眼やルーペでの治療では残さないので抜きますという理由は通用しなくなったのです。
マイクロスコープの出現は、歯を極力小さく削る処置が可能となり、歯根破折など今までは治療不可能であった範囲まで処置が可能となり、今マイクロスコープを持つ歯科医師たちの努力によりその限りない可能性を見出そうとしています。
IRITANI OFFICE
東京